1年で175倍に!「QRコード」悪用の深刻な実態 お金を盗み取るだけでなく、スマホ乗っ取りも

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この攻撃に引っかかると、ログイン情報、個人情報、クレジットカード情報などが盗まれる。ログイン情報が盗まれることにより、攻撃者は正規アカウントを乗っ取る。

それを用いてさらに別のターゲットに対してビジネスメール詐欺(取引先や自社の経営者などになりすまし、攻撃者が指定する銀行口座へお金を振り込ませようとするもの)など、より深刻な攻撃を行うため、企業にも大きな打撃を与えかねない。

しかも、日本人の個人情報やクレジットカード情報は、闇市場において高値で取引されるため、日本人を専門に狙う攻撃者も存在する。

では、どのように対策をすればよいのか。

QRコードはメールの本文に直接貼り付けられることもあれば、メールに添付されたファイルの中に貼り付けられていることもある。また街中のポスターなどの掲示物や、店舗での決済、レストランでのオーダーなど、物理的に表示されているQRコードにも注意する必要がある。

QRコードを読み取る際、それが元のQRコードの上にシールなどで貼り付けられていないか、ほかのものと様子が違わないかを確認してほしい。攻撃者が本物のQRコードの上に、偽物を貼り付けている可能性もあるからだ。

実際に自転車のシェアリングサービスや駐車場などで、攻撃者が偽物のQRコードのシールを貼り付けて、支払った金銭を窃取する攻撃が発生している。

スマートフォンの乗っ取りに注意を

もう1つ気をつけなければならないのは、QRコードをスキャンさせるだけでスマホが乗っ取られる手口だ。

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