その結果として、仕事の成果が変われば、自分自身の成長という意味においても万々歳ですし、そうでなかったとしても「できる限りのことはした」という達成感が持てて、その達成感が自分自身をより深く知る、ということにもつながるでしょう。
いずれにしても、まずは自分自身でできることをする、ということがファーストステップです。
さて、今回の仕事におけるTSさんの状況ですが、このようなケースにおいては、往々にしてお互いの期待感や、目線がすれ違っていることが想定されるので、まずはその解消を考えたほうがよいでしょう。
つまり、TSさんが思っている優先順位や、「やるべきこと」が、上司や周りが思っている優先順位や、「やってほしい」と思っていることとズレている可能性です。
これは実は非常に多くあるパターンです。このような場合は、自分がどんなに頑張っても、どんなに努力しても、頑張る方向性や努力の方向性が、相手が求めるものと異なるため、まったく評価されない、ということにつながります。
つまり空回りしてしまう、ということですね。
自分と上司の優先順位にズレが生じていないか
TSさんご自身は、優先順位をつけて事務処理をしている、とお考えですが、もしかしたらその優先順位は、上司や周りの方が考えるものとは異なっている可能性もあります。
また、例として挙げていただいている「次回までに用意してほしいリスト」に記載がない事項が出た、という事例があるのであれば、「次回からは登記簿もリストに入れましょうか?」というような提案を、期待されている可能性もあります。
新しいことですから、何でも完璧にできるとは、周りも思っていないハズです。
であるからこそ、優先順位は何か、自分は何を期待されているのか、といった目線合わせを綿密に行ったほうがよいですし、新しい目線からの提案なども期待されていると、理解したほうがよいでしょう。
少なくとも、そういった期待値や方向性のすり合わせがないと、今後も状況は変わらないでしょうから、まずはそれを行うのです。
そしてその結果として、自分自身をまずは変えてみる、ということにつながるのです。
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