「大阪・関西万博」が赤字の場合、大阪府市で負担も 大阪府の吉村洋文知事が赤字負担に言及

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橋下氏:いや、それ絶対やってほしい。

吉村知事:これ、国の事業なのに、最後の責任は大阪が負うとかなったら、国からしたら何やってんの、という話になる。

橋下氏:いや、それでいいよ。「責任者は誰だ、誰だ」と言われるのだったら、大阪が全部負う代わりに黒字ももらう。あの70年大阪万博だって黒字(で収益)は入ってきたのだから。

吉村知事:200億円。

橋下氏:200億円。それから決定権も(大阪がもらう)。いま万博協会とか事務局とかもいろいろ頑張ってくれている。決定権者が誰かわからないから、全部府市で(赤字になった場合の)責任を負う代わりに全部決定権も吉村さんが持ってやると。

「万博赤字は大阪府・市で賄う可能性も」

長妻氏:これ、2回増額になって当初予算からすでに1000億円以上増えてしまっているわけだ。それでまた赤字の(場合どうする、という)議論というのは、もちろんしなくてはいけないが、その前にやはり(当初予算内に)戻してもらわないと困る。国の事業は全部国が責任を取る。国が補填する。ところが今回、三者見合いで、どうぞどうぞということで、誰もその最終的な責任を取らないような態勢になっている。愛知万博でできたことがなぜこちらでできないのか。もっと面積を減らすとか、いろんな工夫をするとか、それで当初の予算に戻して、それで気持ちよくやると。別にわれわれは決して難しいことを言ってるわけではない。

その赤字の(議論の)前に、まず削減策を提示してほしい。削減ができない理由があれば、それをきちんと国会等で議論してほしい。

(写真:FNNプライムオンライン)

橋下氏:削減は十分やってるでしょう。

吉村知事:そう。実際、削減策は徹底的に取ったうえで、どうしても人件費や資材費がかかる。いま給料を上げようって言っている中で、給料(アップ)に反映されるわけだから。人件費や資材費を抑えていくのは当たり前だが、どうしてもこの2,3年で1.3倍に上がっている。

橋下氏:吉村さん、これ払いましょう。

吉村知事:でも、それを大阪がやったら国は赤っ恥になるよ。国の事業だから。

橋下氏:いや、もう、全然いいと思う。

梅津キャスター:吉村さん、(準備を)どう間に合わせるか、どう万博を開いていくか、最後に一言。

吉村知事:万博というのは、未来社会を作っていく、社会課題を解決する(ためのもので)、単なる展示会ではない。日本でやる以上、日本を成長させるための万博、子どもたちの未来のための万博をやりたい。

長妻氏:愛知万博でやったように、経費削減をちゃんとやってほしい。

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