「サイゼが潰れたら喜ばしい」創業者が語る真意 「世の中が良くなることは、すべて最高だ」
もしあなたが「競合他社に負けそう」「後輩に抜かれそう」などと不安を感じているなら、それは自分中心になっている証拠です。
「その思いは人のためになっているか?」と、自分に問いかけてみてください。
競合他社のほうが顧客に価値を提供できているなら、それはいいことです。後輩のほうが、会社や仲間のために貢献してくれているなら、それは喜ばしいことではありませんか。
「どうぞ、優れたほうを選んでください」
人のためを願うなら、そんな謙虚な気持ちになれるはずです。
すると、欲で曇っていたあなたの目は晴れていきます。お客様が何を望んでいるか、はっきり見えてくるでしょう。謙虚な気持ちになれたからといって、あなたが選ばれるとは限りません。それでも、不安でいっぱいだったあなたの心は調和へと向かい、少しは穏やかになっているはずです。
失敗しても、反省して、またやり直せばいい
あなたがこの世界と調和して、正しい方向にエネルギーが循環し始めると、不思議なことに、すべてが味方してくれるようになります。
何かに導かれているかのように、新しい出会いがあったり、思いがけない出来事が起こったり、「最悪」が「最高」に転じたり……。予想外の方向に、状況が開けていくこともあるかもしれません。
それでも、あきらめたくない。そんな気持ちがあふれてきたなら、まず真っ先にしてほしいことがあります。
まずは、結果を謙虚に受け止めること。望ましくない結果が出ているとき、必ずあなた自身に原因があります。きっと努力が足りなかったのでしょう。
「自分たちは、安くておいしい店をつくれなかったから、他社に追い抜かれてしまったのだ」と反省すればいいだけです。
もし再挑戦したいのなら、より喜ばれる店を目指して反省し、もう一度頑張ればいいのです。やり直すチャンスは、いくらでもあるのですから。
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