首位1坪約1765万円「地価が高い東京住宅地500」 上位30地点が1平方メートル当たり200万円超え
国土交通省が3月に発表した地価公示(2024年1月1日時点)では、東京都全域の住宅地の前年比上昇率は4.1%となった。本稿では、東京都で「住宅地」に分類されている約1700の中から、1平方メートル当たりの地価の高い地点「上位500」をランキングした。
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書から、上位のエリアの特性を見ていく(※鑑定書には地番や住居表示があるが、本稿は最寄り駅で表記)。
→地価の“上昇率”でランキングした「首位13.9%、東京『住宅地』地価6%超上昇318地点」はこちら。
トップスリーは400万円超え
首位の溜池山王(港区)は、535万円(1平方メートル当たり)。坪当たりに換算すると、約1765万円となった。鑑定書には、「富裕層等による高級マンションの需要は依然堅調であるが、先行的に買われてきた当該地域の地価は既に高位にあり、建築費高騰や金利上昇もあって上昇余地が狭まっている」と記載されている。
2位の四ツ谷(千代田区)は、同439万円。「新築マンションの分譲単価は高額な水準にあるものの上昇しており、特に比較的規模の大きなマンション素地となる土地の需要は引き続き根強い」とある。マンション用地については、「標準的画地の規模を前提とすれば95億~100億円程度」となっている。
3位の白金台(港区)は、同426万円。「分譲マンションのエンドユーザーの需要は富裕層を中心に底堅く、マンション開発素地に対する強い引合いも見込まれる」と記載されている。
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