「WR-V」対「ヤリスクロス」最新&売れ筋SUV比較 手頃なサイズ感と価格が魅力の2台にある違い

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ラインナップには、エントリーグレードの「X」、中級グレードの「Z」、上級グレードの「Z+」という3タイプを用意。いずれも1.5L・ガソリン車の2WD(FF)のみという割り切った設定となっている。そのぶん、価格(税込み)は、Xで209万8800円、Zが234万9600円、Z+が248万9300円と、全タイプを250万円以下に設定する。

一部改良で新しくなったトヨタ「ヤリスクロス」

2020年8月31日に髪美され、2024年1月17日の一部改良で新しくなったトヨタのヤリスクロス
2020年8月31日に発売され、2024年1月17日の一部改良で新しくなったトヨタのヤリスクロス(写真:トヨタ自動車)

対するヤリスクロスは、コンパクトハッチバック車「ヤリス」のSUV版だ。外観には、ヤリスが持つ凝縮感を継承しつつ、フロントビューや前後フェンダーなどに立体感を出すなどで、よりSUVらしさや精悍なイメージを強調している。

2024年1月17日に発売されたヤリスクロスの一部改良モデルでは、アッパーグリルのパターンを変更し、より力強さを加味した顔付きとなっている。また、運転席と助手席の間には、フロントソフトアームレストも採用。コンソールボックス付きとすることで、快適性や利便性を向上している。

今回の一部改良で、コンソールボックス付フロントソフトアームレスト(X/U除く)が採用になった
今回の一部改良で、コンソールボックス付きフロントソフトアームレスト(X/U除く)が採用になった(写真:トヨタ自動車)

さらに先進の安全運転支援システム「トヨタセーフティセンス」も改良を施した。衝突被害を軽減する「プリクラッシュセーフティ」の検出対象範囲を拡大し、交差点での出会い頭時の車両にも対応。また、従来の車両や歩行者、自転車に加え、バイク(自動二輪車)も対象とするなどのアップデートを行っている。ほかにもメーターに採用するTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに、7インチタイプを標準装備するなど、細部にわたる熟成が図られている。

メーターについても一部改良で7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備になっている
メーターについても一部改良で7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備になっている(写真:トヨタ自動車)

ラインナップには、1.5Lガソリン車と、そのエンジンに走行用モーターを組み合わせたハイブリッド車を用意する。グレード展開は、ガソリン車とハイブリッド車の両方に、エントリーモデルの「X」、中級モデルの「G」、上位モデルの「Z」を設定。ルーフレールなどでアウトドア感をアップした「Zアドベンチャー(Z“Adventure”)」、スポーティな内外装を備える「GRスポーツ」も用意し、豊富なラインナップを展開する。

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