医師が明言、がん診断時に「必ず確認すべき」3つ 進行したがんや再発がんは治癒することは困難
患者さんが術後の抗がん剤治療に積極的にならないのは、こうした説明が医師からきちんとできていないという、医療側にも責任の一端があると思っています。
がんで寝たきりになることは少ない
そして、進行がんの場合の治療方針ですが、転移が見られるほどの進行したがんや再発がんは、治癒することは困難です。
だからこそ、自分の人生で大切にしていることを最優先する治療になります。
できるだけ旅行に行きたい、おいしいものを食べたい、そういう希望を医師に伝えてください。
ステージ4の進行がんでも、当初は身体的な痛みがそれほどあるわけではありません。痛みが出てくるのは、本当に最期近くになってからです。
がんで寝たきりになることは少ないのです。
最期に近い1か月前ぐらいまでは元気に過ごす患者さんが多いです。
だから好きなことや、やりたいことを諦めないでください。
苦痛でしかない治療では意味がありません。
ご自身の楽しみや生きがいをずっと続けてほしいと思います。
進行がんの場合は、人生の楽しみを諦めないために治療があります。
ステージ4も再発がんも、末期がんではありませんし、天寿をまっとうすることができます。
私の患者さんで、ステージ4で世界旅行に何度もチャレンジされている方もいます。
治療も、やれることがあります。
その点を、どうか誤解しないでいただきたいと思います。
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