「不適切にも」とブラッシュアップライフの共通点 命を守るために、過去を変える物語になるか?

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第5話はタイトル通りの内容の物語ではなかった。昨今では、ワンクールのなかで1部と2部に分かれ、ストーリーが変わるドラマも少なくない。本作も、第6話からが2部としてストーリーの軸がシリアスメインに移り、コミカルが脇になることも考えられるが、それではクドカンらしくない。

純子と市郎の死にどう向き合うか

また、第6話の予告では、令和のテレビ局でカウンセラーを務める市郎のもとにドラマ制作の悩みが持ち込まれる、となっている。まだまだ令和と昭和を対比する風刺は続いていくことを思わせる。

一方、明らかになった「純子と市郎の死の背景」と市郎はどう向き合い、なにをするのか。第6話からは、接点の難しい2つの大きな軸をどう重なり合わせてラストに向かわせるかが注目される。

そこに着地させるのか、と誰をも納得させるタイトル通りの最終話となれば間違いなく、ドラマ史に名を残す名作になるだろう。

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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