WR-V、アコード、スイフト、トライトンの遊び方 2024年発売予定のカスタマイズモデル一挙紹介

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東京オートサロンでは、ベース車のほか、「SNOW SHREDDER CONCEPT」と名付けられたカスタマイズ仕様も展示
東京オートサロンでは、ベース車のほか、「SNOW SHREDDER CONCEPT」と名付けられたカスタマイズ仕様も展示(筆者撮影)

大きなポイントは、雪山でのレジャーを存分に満喫するという、ピックアップトラックならではの新しい使い方を提案していること。ユーザーをスノーボーダーに設定し、ベッド(荷台)部に装備したキャリアにはスノーボードも設置する。フロント、サイド、リアにはプロテクションバーを装備するほか、17インチの大径ブロックパターンタイヤも採用。さらに、外装には、専用フィルムを貼ったラッピング処理も施し、塗装をはがし、金属がサビたような雰囲気を演出。トライトンが持つタフで屈強なイメージを強調している。

トライトン スノーシュレッダーコンセプトのリヤビュー
トライトン スノーシュレッダーコンセプトのリアビュー(筆者撮影)

日本では、あまりなじみのないピックアップトラック。だが、近年はトヨタの「ハイラックス」が高い人気を誇っており、街中で見かける機会も増えてきた。なかには、ブロックパターンタイヤを履かせたり、ベッド部に補強のためのロールケージを装着するなどで、よりオフロードテイストを高めたカスタマイズ車両もよく見かける。

アウトドア好きにおすすめ!

ベッド部分には、スノーボードやギヤなどが積載されていた
ベッド部分には、スノーボードやギヤなどが積載されていた(筆者撮影)

じつは、筆者も、かつて先代のハイラックス(1997年発売の6代目・4WD車)を所有した経験があり、オフロードバイクを積載して専用コースに出かけたり、冬には雪山でスノーボードを楽しんでいた。バイクやボードをガンガンと積み込むため、ベッド部は傷だらけだったが全然平気だった。むしろ、そうしたラフな使い方がかっこいいと思っていたほどだ。

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また、高い4WD性能は、冬用タイヤさえ履いておけば、雪道でも高い安定性を発揮した。当然ながら、まさかの時のためにチェーンも携行したが、相当の大雪でない限り、出番がなかったほどだ。冬の外遊びへ向かう目的地までの道のりも、かなり安心で快適だったことを覚えている。

おそらく、新型のトライトンにも、そんなアウトドア愛好家を中心に、大きな注目が集まることだろう。かくいう筆者も、かなり気になっている「好き者」のひとり。購入費用さえ捻出できれば、ぜひ所有してみたい1台だ。

このように、ホンダ、スズキ、三菱と、各社からは最新モデルのカスタマイズ仕様もたくさん出展されていた。これらのカスタマイズ仕様は、あくまでコンセプトモデルではあるが、反響次第では発売の可能性も高いので、より個性的な愛車を求めているなら注目してほしい。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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