黒柳徹子の「質問」にゴルバチョフのすごい返し タレントというジャンル確立した彼女の仕事観

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黒柳徹子
(写真:Noriko Hayashi for The New York Times)

今週、東京都心にあるテレビ局のスタジオで、黒柳徹子は歩行器を押しながら、アシスタントの手を借りてゆっくりと3段の階段を登って舞台に上がり、クリームがかったベージュのエンパイア・アームチェアに座った。

スタイリストが彼女の足についていた特注の頑丈なブーツを脱がせ、ヒールの高いミュールを履かせた。メイクアップアーティストが彼女の頬をブラッシングし、燃えるような赤い口紅をタッチアップした。

美容師は彼女のトレードマークである玉ねぎ型のヘアスタイルを整え、別のアシスタントは刺繍入りの黒いジャケットを糸くず取りで整えた。これで、90歳の黒柳の1万2193回目となる番組収録の準備が整った。

黒柳徹子
(写真:Noriko Hayashi for The New York Times)

ゴルバチョフは今でもお気に入りゲストの1人

70年にわたり日本で最も有名なエンターテイナーの1人である黒柳は、1976年からトーク番組「徹子の部屋」でゲストにインタビューし続け、昨年秋には同一司会者による最多エピソードでギネス世界記録を獲得した。

メリル・ストリープやレディー・ガガといったアメリカのスター、イギリスのフィリップ殿下、ソビエト連邦の元指導者ミハイル・ゴルバチョフなどとともに、映画、テレビ、音楽、演劇、スポーツなど幅広い世代の日本の有名人が黒柳のソファを訪れてきた。黒柳は、ゴルバチョフは今でも彼女のお気に入りのゲストの1人だと語っている。

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