高級ホテルやスイーツ店も「おせち」最新トレンド キャラクターや、有名レストランのおせちも
また子どもたちが里帰りするのに合わせて、大人数用のおせちを購入する家庭も多い。その際、一緒に里帰りする孫のために、“キャラクターおせち”を選ぶこともある。
“キャラクターおせち”は、ポケモン、アンパンマン、ディズニー、サンリオ、すみっコぐらし、名探偵コナンといった子どもに人気のキャラクターをメインにしたおせちだ。
お重やおせち料理が、キャラクターを模していたり、キャラクターがプリントされていたりする。
ハンバーグや肉団子、ロールケーキやマシュマロなど、一般的なおせち料理ではない、子どもが好きな食べ物が入っているのも特徴だ。
昔では考えられないが、キャラクターグッズが付くおせちさえある。キャラクターおせちが子ども受けすることは間違いないので、“孫ファースト”で祖父母が購入するのも理解できるだろう。
次は、名店によるおせちだ。多くの有名レストランがおせちをつくり、百貨店やショッピングサイトを通して販売している。
ミシュランガイドに掲載されるようなレストランであれば、ブランディングになるほか、おせちの差別化ができるため、百貨店側からの需要も高い。
日本料理では、東京であれば三つ星を獲得している「石かわ」「麻布かどわき」、一つ星の「乃木坂しん」「青華こばやし」、京都であれば二つ星「祇園 丸山」、一つ星「閼伽井」などがおせちを販売している。
また、フランス料理では「レザンファン ギャテ」「ルカンケ」「ルグドゥノム ブション リヨネ」や、「ラ・ロシェル」といった、名店もおせちを手がけている。
ラグジュアリーホテルのおせち
名店に加えて、ラグジュアリーホテルもおせちに力を入れている。
東京では、帝国ホテル 東京、オークラ東京、ホテルニューオータニ、パレスホテル東京、ホテル椿山荘東京、ホテル雅叙園東京といったホテルや、大阪ではリーガロイヤルホテル(大阪)、グランドプリンスホテル大阪ベイ、ホテルニューオータニ大阪などが、おせちを販売している。
ホテルでは日本料理だけではなく、フランス料理や中国料理など、さまざまなジャンルの料理をつくれるだけに、おせちの内容もバラエティに富んでいるのが強みだ。
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