筆者にとって今年の当コラム執筆は今号が最後だ。日本経済にとって、2023年がどういう年だったか振り返ってみたい。
長く続いたデフレが終わった年と記憶されるかもしれない。消費者物価指数(総合)の上昇率は、1月から直近で発表済みの10月まで3%を上回っている。春闘の賃上げ率は3.6%、およそ30年ぶりに3%台を記録した。
円安が定着した年でもある。ドル/円相場が年初の1ドル=115円から一時150円まで進んだ22年に比べ為替変動は穏やかで、150円台が日常になった。円安が輸出企業の業績を押し上げた効果もあり、年後半は日経平均株価が3万円を割ることはなくなった。
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