本誌11月18日号に掲載された特集「没後50年 今なぜ石橋湛山か」の取材をしながら、湛山の言論と行動は戦前戦後を問わず一貫しており、没後半世紀が過ぎた現在でも色あせていないことを何回も痛感させられた。
同時に、隣国で生まれた1人の知性をよく思い出していた。キリスト教思想家であり平和運動家だった咸錫憲(ハムソッコン)(1901〜89年)の思想だ。
70、80年代にソウル特派員を務めた諸先輩から、「韓国を代表する思想家で、筋が通った尊敬すべき人物」としてよく聞いた人物だ。今の北朝鮮で生まれ、20年代に東京高等師範学校に入学。内村鑑三と出会い、彼の「無教会主義」から強い影響を受けた。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら