NISA口座を開設したら、毎月の投資額を決めて投資信託を選びましょう……と言われても、どの投資信託を選ぶかが問題です。投資ビギナーが10年、20年という長期間にわたって積立投資することを考えると、インデックス型の投資信託(インデックスファンド)がおすすめです。
インデックスとは「指数」という意味で、インデックスファンドは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)アメリカのS&P500やNYダウなどの指数に連動して値動きする投資信託のことを指します。
一方、特定の指数を上回るように設計されたのがアクティブファンドです。両者の違いは「運用方針」。前者は、市場全体に投資できますが、市場平均を超えるリターンを得るのは難しい。
後者は、テーマや目的などバラエティー豊富ですが、ファンドマネジャーのスキルや力量によて運用成績が左右されます。どちらにもメリット・デメリットがありますが、ここでもポイントはコストです。相対的にインデックスファンドは運用コストが低いため、運用報酬や手数料も低く設定されていてお得なのです。
ただ、つみたてNISAの対象商品の8割以上がインデックスファンド。その中でどれを選ぶかですが、「これがいいと言われたから」ではなく、目論見書を見て自分なりに納得して購入を。そのためのヒントを下記に並べましたので検討材料にしてください。
インデックスファンド、何を選ぶ? 決め手はこれ
保有している間は信託報酬がかかり、預けている資産から日々引かれる。国内インデックスファンドの信託報酬の平均は預入資産の0.242%、国内・海外インデックスファンドの平均は0.31%を目安にしよう。
※2023年7月現在。金融庁調べ
株式型は価格が大きく変動する傾向があるものの、10年、20年持ち続けると大きなリターンも期待できる。投資信託なら国内の企業だけでなく、新興国や先進国、米国株式などへの投資が手軽に実現。
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