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Z世代が「流行しているもの」より関心があること かつての若者とはまったく違う価値観がある

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  • 林 裕之 野村総合研究所 コンサルティング事業本部 マーケティングサイエンスコンサルティング部 シニアコンサルタント
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また、(一部さとり世代も含まれるが)1987~2004年生まれの人については、学校において、詰め込み型ではなく、経験重視型の「ゆとり教育」を受けた世代であり、当時の学校教育によって他人と競争する意識が薄れていったことも影響しているといわれる。

みんなの前で褒められたくない

このような時代背景を踏まえると、Z世代は高みを目指して他人と競争していくより、ともに歩調を合わせながら協力し合うことを重視する世代であると考えられる。

他人との競争、というと大袈裟に聞こえてしまうが、要は他の人と違った目立つことをして注目を浴びることは避けたいのである。変に目立ったことをして、仲間内から浮いてしまったり、失敗して笑い者にされるのは絶対避けたいのがZ世代の心情である。

大学生へのインタビュー調査からは、先生からみんなの前で褒められるのが嫌だった、みんなの前で表彰されるのはドキドキして苦痛だった、といった声も聴くことができた。

褒められるようなことでも周りから目立ってしまっては、仲間からどう思われるかわからない。それなら褒められなくてもいいから、目立つことはしたくない、といったことが本音である。

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