「2回目の離婚をしたときは手持ちのお金がアパートを借りるくらいしかありませんでした。洋服と本だけを持って家を出て新しい生活をしようとしたら合計100万円くらい必要になってしまったんです。43歳だったので、もう結婚は無理かもと親に同情され、『お前の名義の貯金がある』と、生前贈与をしてもらって懐が潤いました。そして、ライスワークのためにシステムエンジニアの仕事も増やしました」
離婚後2カ月で婚約するも半年で破棄
飯島さんの恋愛の一番の特徴はとにかくモテることである。
「今までも離婚をした途端モテ期がやってくるんです。特に2回目の離婚の際、SNSで『離婚をしました。寂しいから慰めて』と投稿したときなんかは10人くらいの男性からお声がかかってデートしました。そのうちの一人が婚約をした芸能関係の男性です。友人の出版記念パーティーで出会ったのですが、実はその男性はあらかじめ私を作家として知っていて、パーティーの主催者から私が来ることを聞き、パーティーに参加したのだと後になってから聞きました」
飯島さんはその男性とすぐに親しくなり、彼が頻繁に飯島さんのアパートに訪れるようになった。そしてそのときも勢いで婚約した。なぜ飯島さんがこんなにモテるのか聞いてみても、本人もわからないという。よく、恋愛指南本などでは「男は追いかけるのが好きだからギリギリまで引っ張って体もすぐに許さないように」などと書かれているので、そのようなテクニックを使っているのかと聞くも、そういうわけでもなく、貞操観念もわりと低いほうだとのことだった。
男性は体の関係を持つと満足してすぐに離れていく傾向にあるが、飯島さんの場合、もともと体目当ての男性が寄ってこないのだという。飯島さんと接していると、とにかくおしゃべりで楽しそうにしている。この人懐っこい笑顔と話上手なところに男性は惹かれるのかもしれないと筆者には思えた。
しかし、婚約をするもすぐにうまくいかなくなり、たった半年で婚約破棄となった。
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