「9カ月の赤ん坊もさらわれた」ハマス奇襲の瞬間 イスラエルでは約150人が人質になっている
「眠れない。自分の体の外で生きているようで」とアッシャーは語る。「私には2人の小さな赤ん坊がいる。この小さな赤ん坊たちが、テロリストに抱かれたり、飼われたりしてはならない」。
生後9カ月の子も監禁されている
土曜日、同じキブツに住むヤルデン・ビバス(36)とその妻シリ(30)も、自宅のセーフルームに逃げ込んだ。ビバスは小型のピストルで武装し、過激派が窓の外で自動小銃を撃っている間、家族にメールを送った。
「みんな愛してる」とビバスは書いた。そして30分後。「奴らが入ってくる」。
メッセージは途絶えた。
その後、彼らの家族は、シリと2人の真っ赤な髪の子どもたち(うち1人は生後9カ月)がパレスチナの武装勢力に監禁されている映像がソーシャルメディアに出回っているのを見たと語った。ビバスの姿はなかった。
シリの両親――キブツ周辺でさまざまな仕事をしていた芸術家のヨッシ・シルバーマンと、パーキンソン病を患う幼稚園教諭の妻マルギット――も行方不明のままであり、誘拐されたのではないかと恐れられている。
「私はただ、彼らが生きていて、一緒にいることを願うだけだ。家にいてほしい、私と一緒にいてほしい、そうすればまたぎゅっと抱きしめることができるのに」夫妻の姪であるイファット・ザイラーは泣きながら語った。
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