日本初のEVキャンピングカー「T-01」の正体に迫る 電動化×アウトドアは自動車業界で成功なるか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
カーステイが立ち上げたEVキャンピングカー専門ブランド「ムーン(Moonn.)」から発売されたT-01
カーステイが立ち上げたEVキャンピングカー専門ブランド「ムーン(Moonn.)」から発売されたT-01(写真:Carstay)

カーボンニュートラルの実現に向け、バッテリーとモーターで100%走るBEV(バッテリーEV)モデルが続々と登場している。乗用車はもちろん、商用トラックやバス、バイクなど、さまざまなジャンルで新型の電動車が発表されているが、なんとキャンピングカーにも国内初となるBEVモデル「T-01(タイプワン)」が登場した。

この記事の画像を見る(62枚)

T-01を発売したブランド「ムーン」とは

EVキャンピングカー専門ブランドから発売されたT-01の外観
EVキャンピングカー専門ブランドから発売されたT-01の外観(筆者撮影)

製造を手掛けるのは、キャンピングカーや車中泊スポットのシェアリングサービスなどを運営する「カーステイ(Carstay)。同社が新規事業として立ち上げたEVキャンピングカー専門ブランド「ムーン(Moonn.)」の第1弾モデルがT-01だ。

ベース車両は、「HW ELECTRO(エイチダブリュエレクトロ)」という新興メーカーが販売する「ELEMO-L(エレモ・エル)」。100%バッテリーとモーターで走ることで、温室効果ガスの排出量が実質ゼロという中型BEVバンだ。T-01では、内装にウッドパネルなどを施し、2名就寝が可能なベッドも装備。電子レンジや冷蔵庫、エアコンといった家電製品も使えることで、旅先で快適な車中泊やキャンプを楽しめる本格仕様となっている。

ここでは、そんなT-01の詳細について、製造を手掛けるカーステイへ取材。新型の主な特徴はもちろん、EVならではのメリットやデメリット、主なターゲット層などについて紹介する。また、新しく登場したEVキャンピングカーの将来性や普及への課題などについても検証する。

次ページEVキャンピングカーのT-01について詳しく解説
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事