あきらめない!大人になっても身長は伸ばせる キーワードは「代謝」「成長ホルモン」「骨格」
また、骨格を正すということは、骨に付着した筋肉も正すことにつながります。筋肉がしっかりとして大きくなれば、やはりその分、身長は伸びます。
キーワードは「代謝」「成長ホルモン」「骨格」
以上のことから、私は大人になってからも身長を伸ばすキーワードとして「代謝」「成長ホルモン」「骨格」の3つをあげています。
●代謝
前述したように、軟骨芽細胞は、ホルモンの働きや栄養が豊富な血液を受けることによって増殖・成長し、層のように積み重なって縦に伸びていきます。ということは、ホルモンや血液の循環をよくして全身の代謝を促すことが、身長を伸ばすためにはとても重要になります。
これは、軟骨芽細胞に限った話、すなわち、成長期を終える前の子どもに限った話ではありません。すでに成長期を終えた大人の場合も、代謝を促せば全身の関節に関節液がいきわたり、丈夫で大きな骨をつくるのに役立ちます。骨が全体的に大きくなれば、その分、身長も伸びるのは前述したとおりです。
●成長ホルモン
成長ホルモンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンの1つで、文字どおり成長に関する作用と、代謝をコントロールする作用があります。軟骨芽細胞の増殖・成長と大きく関係するホルモンとして有名ですが、大人の骨や筋肉を強くて丈夫にする働きもあり、生涯にわたって必要なホルモンとされています。
したがって、大人も子どもも成長ホルモンの分泌を促すことは、身長を伸ばすうえで欠かすことができません。
●骨格
ゆがんだ骨格を本来の正しい姿に矯正すれば、その分、身長が伸びるのは前述したとおりです。この点についてもう少しくわしくお話ししましょう。
実は、柔道整復師の世界では、ネコ背やO脚を改善して、その分、身長を高くするのは、よく知られた方法です。即効性があり、その場で身長が1〜2センチ伸びることがめずらしくないため、テレビのバラエティー番組などでも取り上げられることがよくあります。
ただし、その状態を維持するのはきわめてむずかしく、ある程度の時間が経過すると、元の身長に戻ってしまうという欠点がつきまとっていました。
そこで私は、ネコ背やO脚、つまり、脊椎や脛骨・腓骨だけでなく、全身の骨格を矯正し、なおかつその状態を維持できる方法を考案しました。しかも、その方法は、骨格だけでなく、代謝と成長ホルモンにも深くリンクしています。
次回は、そのエクササイズについてくわしく解説します。
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