![『栗山ノート2 世界一への軌跡』栗山英樹 著](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/1140/img_cd94cec32429618820c50f7c0ddb9e59113559.jpg)
栗山ノート2 世界一への軌跡(栗山英樹 著/光文社/1650円/296ページ)
[著者プロフィル]栗山英樹(くりやま・ひでき)/東京都出身。ヤクルトスワローズ外野手でゴールデングラブ賞獲得。北海道日本ハムファイターズ監督に就任し日本一達成、正力松太郎賞受賞。前WBC日本代表監督。
スポーツを見るファンの視線は、競技により異なる。例えば、サッカーがワールドカップ(W杯)で16強に入れば、日本中が歓喜に沸く。他方、比較の是非はともかく、柔道家は五輪の銀メダルに敗戦の十字架を背負う。野球も後者で、国際大会の評価は勝ってこそだ。
そんな重圧の中、2023年春に開催された野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を3大会ぶりに制した日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が、就任から激闘の舞台裏までを明かした。
信念を固持した厳しい局面の数々
WBC日本代表を過去に率いたのは王貞治、原辰徳、山本浩二、小久保裕紀だけ。著者は引退後スポーツキャスターを経て、日本ハムの監督に就任した異色の経歴を持つが、現役時代から名をはせたほかの4人と比べれば、選手としての実績では遠く及ばない。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら