今期の構造改革では、化粧品事業のブランド再編による費用発生も計画する。花王は2018年以降、国内外で重点投資する約20のブランドを中心に商品群を絞ってきた。今期は、12ブランドの展開を見直すために在庫処分の費用等を見込む。5年かけて進めてきた構造改革だが、今期で決着をつけたいという。
だが、600億円規模の費用を説明できる具体的な内容や内訳は明かされなかった。「構造改革の実行が遅すぎる。(化粧品へのテコ入れが)5年経った今でも、まだ終わっていないことにも驚いた。ここ数年は業績が停滞しており信頼感も下がっている」(アナリスト)と厳しい声も上がる。
大和証券の広住勝朗シニアアナリストは「巨艦で舵を切りにくい、切れてもすぐには動けない。社内でコンセンサスを構築しているうちに、環境変化についていけなくなっている」と指摘する。
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