使うのは、緑色の蛍光ペンです。これで、教科書や参考書の重要なポイントに線を引きます。これだけでは普通ですが、その後が特殊です。暗記などでよく使われる赤いシートを用意して、そのシートを当てるのです。
通常赤シートは、赤やオレンジで書いた文字が消せるというものですが、今回のような場合、文字の上に緑色で線を引いているので、赤シートを当てると文字が読めなくなります。これで、教科書や参考書が「重要なポイントの穴埋め問題」に早変わりするのです。
これであれば、問題を解いていくと同時にその単語を覚えることができるようになっていくというわけですね。
先ほどのように蛍光ペンでただ線を引く勉強法は、重要なポイントを引くだけで終わってしまうのがよくないポイントでした。
それを、緑色の蛍光ペンを使うことで「重要なポイントが答えの穴埋め問題が出題されたら答えられるかどうか」を確認する勉強ができるようになります。
ボールペンで勉強をする東大生が多い理由
また、意外なことに「シャープペンシルや鉛筆よりも、ボールペンで勉強するほうがいい」という東大生も多かったです。
その理由は2つあって、1つは「消しゴムを使ってしまうと、どこで自分が間違ったのかわからなくなってしまうから」。数学の計算ミスでも、社会の単語をメモするときでも、そのミスはきっとテストでも同じように、ミスをしてしまいがちなポイントなはずです。
消さないでおいたミスをあとから見直すと、「自分、毎回+と-で間違えるんだな」「文永の役を、『文英の役』って書いて間違えることが多いんだな」と、同じ場所でミスしにくくなるわけですね。
また、もう1つの理由は、文字を書くときに「消しゴムで消せない」という意識を持ってノートを取るので、シャープペンシルや鉛筆よりも集中して文字を書くことができるから、だそうです。確かに、消すことができないという意識でノートを取ると、集中力が上がりそうですね。
さて、いろいろお話ししてきましたが、僕は「本当に勉強できているのか」、それとも「『勉強している感』に酔っているだけなのか」というのは、「その後で、問題が解けるかどうか」で判断するべきだと思っています。
勉強した後で、しっかりそこの範囲の問題が解けるようになったのであれば勉強の意味があったと言っていいと思いますし、逆にその範囲について聞かれても何も答えられないのであれば、何時間勉強していたのだとしても、「勉強した」というよりは「ただ苦労した」というだけになってしまいます。
「その後で問題が解けるように」勉強するために、しっかりと使用する文房具に気をつかってみてはいかがでしょうか?
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