有料会員限定

急増する寺とのトラブルを避ける方法とは? 相手側の反発をかわしながら墓じまいをする

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
拡大
縮小

寺や親族と緊密に連絡を取ることが大切だ。

住職に墓じまいを告げる檀家のイラスト
(イラスト:髙栁浩太郎)

特集「生き残るための法律術」の他の記事を読む

『週刊東洋経済』7月3日発売号では「生き残るための法律術」を特集。ビジネスパーソンが今の時代に必要な法リテラシーや法知識をまとめた。
週刊東洋経済 2023年7/8号[雑誌](生き残るための法律術)
『週刊東洋経済 2023年7/8号[雑誌](生き残るための法律術)』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

墓じまいなど、寺や墓をめぐるトラブルが頻発している。大ごとになる前にどう解決すべきか。専門家に聞いた。

Q1. 実家の墓の管理費が妥当なのかわかりません。払わないとどうなりますか

例えば長男などが墓の承継者となって、寺などに年ごとの管理費や法要時のお布施を払っている場合が多いが、管理費は寺院墓地であれば年5000〜1万円が相場だろう。墓の承継者については、生前あるいは遺言などで指定するのが望ましいが、実際には決めていないことが多い。管理費などを10年、20年と支払い続ければ大きな金額となる。遠方であれば墓参りの交通費もかさむ。家族・親族でよく話し合い、誰が承継するかを決めるとよい。

「無縁墳墓」として処分される場合も

次ページ墓じまいの流れ
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
生き残るための法律術
突然やってくるトラブルの唯一の防衛策に
個人情報保護法やセキュリティーが厚い壁に
正しい知識を獲得すると仕事がぐっと広がる
人任せではなく、自分で確認することがカギ
パワハラ被害、情報漏洩など大ピンチをしのぐ
法改革で働き方やライフスタイルの変化が加速
「これぐらいなら」と思っていても事件化
サプライチェーン強靭化など4本柱のポイントは
失敗しないために重要事項説明書にも目を通す
インサイダー取引では必ず職を失うことに
相続の最大の関門を乗り切るために必要に
相手側の反発をかわしながら墓じまいをする
「制裁を与えたい」気持ちをぐっとこらえる
社会的な評価が本当に低下したのか
これからのビジネスパーソンには必要不可欠に
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内