「チャチャッとやって、と言われてもできないときはある」。ベテランのタイ語通訳である友人が憤慨する。外国語習得は日々の学習の積み重ね、それでも時間をかけないと言葉が出てこないときがある。通訳の仕事は単純に言葉を外国語に移し替えるだけでは完結しないからだろう。
直訳では伝わらない
「何やってるんだ? おまえ、ちゃんと伝えたのか? 全然できないじゃないかっ」。ジェフユナイテッド市原・千葉で、日本サッカー界のレジェンドの故イビチャ・オシム監督の通訳を務めた間瀬秀一氏は、こう叱られたという(島沢優子『オシムの遺産(レガシー)』竹書房、2023年)。
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