6月~販売、晴海フラッグ「タワー棟」"買い"なのか 2023年の「マンション市況」はどう動くのか

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豊洲大橋と晴海フラッグSEA VILLAGE(写真:Ryuji/PIXTA)
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オリンピック開催後のレガシーの1つとして、「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」が注目されている。「HARUMI FLAG」は、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックの選手村の跡地を利用した市街地再開発事業のこと。

分譲住宅・賃貸住宅、商業施設が建設されており、「東京のどまんなかに24棟・5632戸の約1万2000人が暮らす街づくりを実現」を掲げた一大プロジェクトとなっている。地上14〜18階の板状棟部分は2019年から販売が開始された。中央区にありながら周辺相場に比較するとリーズナブルな坪単価とあって、抽選倍率の高さも話題を集めた。

東京オリンピックに関しては、最近は談合事件の関係で大会組織委員会の清算法人が解散を延期するとのニュースが報じられるなど、あらためて開催意義を検証する声も聞かれるようになった。一方でコロナ禍を乗り越えての開催やアスリートの活躍に多くの気づきや感動を得た人も多かったのではないだろうか。

また開催をきっかけに、さまざまな施設、インフラの整備がなされ、スポーツ振興なども積極的に図れることとなった。結果として有形・無形問わず、社会に持続的な効果を生み出しているのだ。これがいわゆるオリンピック・遺産(レガシー)と呼ばれる部分である。

周辺エリアと比較したレガシーとしての「資産価値」

さて2023年1月、「HARUMI FLAG」に関して新たに情報が更新された。「HARUMI FLAG」の目玉となっている地上50階建ての超高層免制震タワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO」の第1期の販売が6月下旬に開始されるというものだ。

外観完成予想CG(画像:HARUMI FLAG 広報事務局プレスリリース)

タワーマンションが立ち並ぶ湾岸エリアの中心部、なおかつ海に面した先端部分に建てられるタワー棟は、レインボーブリッジに面した最前列という抜群の眺望を誇る。

加えて2019年に先行して発売された板状棟部分よりも専有面積の小さな1LDK~3LDKの部屋も用意され、バリエーションに富んだ専有面積から選べるのもタワー棟の特徴だ。単身者やパワーカップル、投資目的の人まで幅広い層に訴求するメリットともなり得るだろう。

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