大阪オートメッセ、東京オートサロンと違う魅力 関西を中心にクルマ好きが集まる祭典の面白さ
関西を中心に中京や四国、九州にいたるまでクルマ好きが集まるイベント「大阪オートメッセ」が、2023年2月10日から12日の週末にかけて開催された。
2023年で第26回になるこのイベントの面白さは、“熱い”ところ。ドレスアップ、チューニング、キャンピングなど、クルマ好きが、熱き情熱を傾けて手を加えたクルマが並べられる。
「大阪オートメッセを始めたとき、カスタムとかドレスアップといって、クルマをいじって楽しむというカーライフの楽しみかたが拡大していました」
大阪オートメッセの主催者である交通タイムス社の宮木敏也代表取締役は、イベント初日にインタビューに答えて、そう教えてくれた。
作る側と買う側の接点づくり
「自分のクルマを自分のやりかたで“カッコよく”したいという消費者の嗜好と、それに応えようという部品メーカー。それで、作る側と買う側の接点が必要だと思いました」
大きな集客数でいうと毎年1月開催の東京オートサロンが思いつく。2つのイベントには違いがあります、と宮木代表取締役。
「こっち(大阪オートメッセ)のほうが、出展者と来場者の距離が近い感じがあります」
たとえば、と紹介してくれたのが、大阪府堺市の「トライアル」。レース用車両のチューンナップも手がける同社だが、ブースで目を惹いたのは、ずらりと並べられた独レカロ社のシート。
レース用のフルバケットタイプもあれば、ハイエースにも向いているというサイドサポートの張り出しが少なく乗降性が高いタイプも、というぐあい。
日本でいちばんレカロシートを売るそうだ。たしかに、ブースは来場者で大賑わいである。
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