今、大学入試が真っ盛りだ。筆者は、昔よく使われていた「受験戦争」という言葉をふと思い出した。
大学入試の厳しさを戦争に例えるこの言葉は、1960年代にマスコミが使って広まったとされる。今ではほとんど耳にしないが、新聞記事を検索すると、中国や韓国における厳しい受験競争をそのように呼ぶ記事がいくつかあった。
日本で使われなくなったのは、少子化によって「大学全入時代」が到来し、ほとんどの入学希望者が大学に進学可能となったためだ。実際、大学進学率は上昇を続けており、2022年度の大学進学率は56.6%と、前年度より1.7ポイント上昇し、過去最高を記録している。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら