物価、円安、賃金、少子化など、日本経済は多くの課題に直面している。エネルギー・食料価格の上昇により輸入価格が上がっている中で、円安の進展がその輸入価格をさらに引き上げている。すでに消費者物価は2%以上上昇し、国民の生活水準を引き下げている。賃金が上がれば生活水準の低下をカバーできるが、なかなか賃金は上がらない。そして、コロナショックによって少子化、人口減少の流れは加速している。
誰もがこうした諸課題を解決してほしいと願っており、経済学者も政治家も、解決策を見いだして、それを実行したいと思っている。しかし、経済にはできることとできないことがある。
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