「世帯年収800万夫婦」お金の不安をなくす簡単技 「ハック大学」ぺそ氏が解説、資産を築く方法

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「自身の資産を洗い出し」する際のポイントを解説(写真: kiku/PIXTA)
ロシアによるウクライナ侵攻、アメリカの景気減速予想など世界では同時不況がくるのでは?などとささやかれ、日本国内に目を向けても、コロナ禍からくる経済打撃、また止まることのない値上げラッシュなど、つねにお金の心配はつきまといます。そのような状況下で、将来が不安だと考える人も多いはず。
登録者数27万人のYouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、キャリアやマネーなどの情報を発信しているハック大学 ぺそ氏の著書『会社員のまま経済的自由を手に入れる ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方』では、そんな将来不安を払拭すべく「自身の資産を洗い出し」「投資のスタートとゴールを決め」「ポートフォリオに従って投資をする」という3Stepで、会社員が現実的に、具体的に資産を築く方法を紹介しています。
今回は同書の中から、そのStep1に当たる「自身の資産を洗い出し」する際のポイントを、「世帯年収800万円のCさん夫婦」のケースを見ながら紹介しましょう。

世帯年収800万円Cさん夫婦の場合:資産形成は世帯収入で考えよう

お金の不安を解消し資産を形成していくためには、まずは「自分のお金の実力」を正しく把握する必要があります。現在の自分の「目に見えるお金の流れ」だけでなく、まだ手にできていない収入や換金できる価値のあるものといった「目に見えていないお金」、そして負債など、自身のお金の状況を書き出し「見える化」します。この資産と負債をバランスシートに書き出すことが、投資のスタートとなります。

では、Cさん夫婦のバランスシートを見ていきましょう。Cさん夫婦は結婚3年目。夫30歳は年収500万円、妻28歳は年収300万円で、世帯収入は800万円。住まいは賃貸住宅です。夫の年収は、30代では平均的な500万円。共働きの妻の年収は300万円。今のところ子どもをもうける予定はないようですが、将来のために資産形成をはじめたいと考えています。

結婚して一緒に生活している2人が資産形成を計画するときに最初にアドバイスしたいのは、バランスシートの考え方です。それぞれではなく、次の図のように世帯全体のバランスシートで考えることが重要です。

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