収納盲点!実は多い「テレビボード」スカスカ問題 「○○用」という思い込みが片付けを妨げる

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テレビ、テレビボード
テレビボードは「テレビ関連のもの」以外収納してはいけない、と思っていませんか?(写真:cba/PIXTA)
年末大掃除のシーズン、来年こそは片付いたスッキリした部屋で暮らしたい、と願望している方も多いはず。でもすぐ収納用品を買いに走るのはやめて、まず家の中を見回してみましょう。実はすでに家の中にあるものが有効的に使えることがあると、300軒超の家のお悩みに向き合ってきた整理収納コンサルタント、本多さおり氏はアドバイスします。本稿では、同氏の新著『あるものを活かして愛着のある部屋に育てる』より、テレビボードなどの活用法を指南します。

テレビボードが意外とスカスカ問題

テレビボードには、テレビ関連のものしか入れてはいけないという思い込みがありませんか? 多くのお宅で中を見せていただくと、スカスカだったり、見る機会のない説明書や空き箱などのどうでもいいものが入っていがちです。

けれど、そのテレビボードが「リビングのいい場所=生活のメインスペース」に近い場所にあるのなら、有効に活用したい。一度、「テレビ」のフィルターを外し、収納家具として働かせてみてください。動作がラクになった、見た目がスッキリした、などのいいことが何かしら起こるはずです。

低い場所の収納なので、たとえば赤ちゃんのいる家庭ならおむつやケア用品にぴったり。立ち上がってものを取り、またしゃがむという動作を省くことができます。同じように、ペットのケア用品にもよさそうですね。寝そべって本を読む習慣のある人なら、本でもいい。テレビを見ながらストレッチをする人なら、その道具を。暮らしに合わせて、便利に使ってほしいのです。

同様に、食器棚には食器しか入れてはいけないわけではありません。過去には、使わない食器をどかして下半分を本棚にしたケースがありました。靴箱の上の方が見えにくかったので、保管が必要な家のパーツや書類の収納場所としたことがありました。お客様から「パントリーに工具を入れるなんて間違っていますよね」と聞かれたことがありますが、使いやすければそれでよいのです。

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