海外鉄道旅、筆者が被害に遭った「危険な手口」 国別の治安レベルとは尺度がまったく違う

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オランダとベルギーを結ぶ国際列車。この車内でバックパックを盗まれたが、車内に危険な香りはない(写真:谷川一巳)

日本発着の国際線は急速な回復傾向にある。多くは訪日需要であるが、日本人海外旅行者も徐々に増えている。「海外で鉄道の旅をしたい」という需要も高まっているのではないだろうか。

しかし、行きたい旅行先は多々あろうが、安全な旅行先を選択したいものだ。

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安全な国ベスト10は?

経済平和研究所(オーストラリア)の2022年ランキングによれば、世界でもっとも安全で平和な国はアイスランド、ニュージーランド、アイルランド、デンマーク、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、チェコ、シンガポール、日本がベスト10である。

しかし、アイスランドに鉄道はなく、ニュージーランドは都市鉄道と観光列車のみ。鉄道を使っての旅行が安全に楽しめそうな国は、アイルランド、デンマーク、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、チェコということとなる。シンガポールも都市鉄道のみだが、隣国マレーシアも安全度18位と、アジアでは日本に次いで安全な国なので、マレー鉄道もおすすめである。

ランキング最下位の163位はアフガニスタンだが、目を引くのはフランスが65位、アメリカに至っては129位といったところだろうか。かといってハワイが危険とは感じないが、日本人に人気の渡航地でも安全度が意外に低い。

アメリカ1カ国まとめて129位には異論もあるところで、地域別に考えないと合理性がない部分もある。安全な国の多くは総じて「田舎」ということもでき、一般的に大都市は犯罪が多いのは世界共通である。フランスもパリの観光地と地方都市では安全度は大きく異なるだろう。

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