日中韓3カ国外相会談、その成果と課題

<動画>韓国ソウルで3年ぶりに実現

日本と中国の関係は、昨年11月に日本の安倍晋三首相が中国の習近平国家主席と初めて会合を持って以降、冷え切ったままである。韓国のパク・クネ大統領と安倍首相の2国間会合はいまだ実現していない。

中国、日本はともに東シナ海にある複数の小島の領有権を主張しているほか、韓国と日本は別の領土問題を抱えている。

王外相は、この会合が苦労の末に実現にこぎつけたものであることもあり、実りある成果が得られれば嬉しいと述べた。

「私たちは、今回の会合で得た経験や学ぶことのできた点を真剣に振り返り総括したうえで、長い間にわたって3カ国でみられる問題や障壁を克服していかなくてはなりません。そして、健全で持続可能な発展をするために3カ国間の協力関係を前に進めていかなくてはなりません」

韓国に対してAIIB参加を呼びかけ

3カ国会談の前に王外相は韓国に対し、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加するよう呼びかけた。

日本と韓国は、オーストラリアと並びこの地域における米国の主要な同盟国であり、同銀行への加入を現在のところ見送っている。日本は、参加の見通しについて検討しているところだと述べた。

中国で外交力が高まることを懸念している米国は、同銀行のガバナンス、環境・社会面での安全措置が十分でないことを問題にしている。

中国と韓国は、北朝鮮のミサイル能力に対抗するために韓国内に米空軍の防衛システムである終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を配備する見通しについて議論する予定である。中国政府は2国間会談の最中、これを安全保障上の脅威とみていたが、韓国外務省によると中国はこの問題を会合で取り上げなかったという。

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