「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか 宮川剛著
2003年にヒトゲノム全30億の塩基配列の解析が完遂されて以来、急速に進展するゲノム脳科学。その進歩により、遺伝情報は病気治療に役立てられるだけでなく、性格や知能と遺伝子の関係をも明らかにしつつある。
自分とは何か。こころはどこにあるのか。いにしえより哲学者や宗教家、科学者が追究してきたこの難問に、ゲノムはどう答えるのか。遺伝子と脳、こころの関係を心理学的観点から長年研究してきた著者が、最新の研究結果を踏まえ、未来を示唆する。
数万円で個人が自身のゲノム情報を知ることができる「パーソナルゲノム時代」がすぐそこまで来ているという。その可能性と、それを迎える心構えを説く。
NHK出版新書 819円
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