"嫌われる人"が気づいていない「絶対NGな地雷」 会話の中で「言ってはいけない」禁断テーマ
次に大事なのが、会話をしながら、常に相手の気配を察知すること。
地雷を踏んだときは、たとえ相手があからさまに怒ったりしなくても、必ず顔色や表情、放つ空気が変わります。
そうしたら、以後、その話題を続けたり膨らませたりしてはいけません。
何か別の話題を思いついたふりをする、「あれ? 自分、何を話そうとしたんだろう」ととぼけるなどして、可及的速やかに撤収しましょう。
ただ、「常に相手の気配を察知する」といっても、必要以上に神経質になることはありません。
それでは、自分も相手も疲れてしまい、会話を楽しめなくなります。
あくまでもリラックスし(た空気を出し)つつ、相手を観察するようにしましょう。
たとえるなら、やわらかく動く繊毛で、相手が放つ思いや空気を受け止めるようなイメージです。
会話の内容にも注意が必要です。
相手の容姿や年齢、家庭環境、出身地、人種、学歴、仕事、恋愛、セクシュアリティ、宗教などについてネガティブなコメントをするのはもちろんNGですが、これらに関しては、良かれと思って言った一言が地雷となる可能性も高いため、特に関係が深まるまでは、慎重にコメントする必要があります。
もし相手から、「実は自分は~なんだ」と打ち明けられたら、「ああ、そうなんだ」と、まずはそのまま受け止めるのがいいかもしれません。
何かに悩んでいる人に対し、求められたわけでもないのにアドバイスをするのも、できるだけ控えましょう。
アドバイスをするとき、人はどうしても上から目線になりがちですし、ドヤ顔で語るアドバイスが陳腐なもの、相手がとっくに実践していることだったりすることもよくあります。
望まれないアドバイスは地雷の宝庫です。
悩みを打ち明けられたら、やはりとにかく聞き、そのまま受け止めることに徹しましょう。
「世の中にはいろいろな人がいる」と心で理解する
ほかに心がけていただきたいのが、「世の中にはいろいろな人がいる」と心で理解することです。
そういわれると、多くの方は「そんなのわかってる」と思うでしょう。
でも、頭でわかるのと心でわかるのとではやはり異なるのです。
先ほど「あなたの大丈夫こそ、誰かの地雷」と書きましたが、同様に、あなたが「当たり前」だと思っていることの中は、あなたにとって当たり前なだけで、ほかの人にとっては当たり前じゃないこともたくさんあります。
たとえば、最近ではだいぶ、レズビアンやゲイ、トランジェンダーなどに関する理解は進んできたように感じるのですが、世の中には「他者に恋愛感情や性的欲求などを抱きにくい人」もいらっしゃいます。