決断する人が増加…「年賀状じまい」書き方のコツ 「今年を最後に、ご無礼します」でOK?

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年賀状じまいを終活の一環ととらえる60代以降に比べ、それより下の世代は紙でのやりとりそのものを「手間」「コスパが悪い」と感じている人が多いようだ。

年賀状に対する実態調査では、やめたいと思っている20~30代が15%、40~50代が32%いる。「若い層にも年賀状じまいを決断する人が増えてきています」と、高尾さんは話す。

年賀状じまいは若い層にも増加中

ただ、若い方にとっては、正式な年賀状じまいをすることが必ずしもよいとは限りません。まだ先は長く、数年たって気持ちが変わることもあるかもしれませんから。年賀状じまいをするのは、シニア世代が適しているのではないでしょうか」(西出さん)

終活年賀状を送るのであれば、受け取った人に納得してもらえるような文面にしておきたいもの。西出さんに教えてもらった、書くときのポイントを紹介する。

終活年賀状を書くときのポイントは4つ。失礼にならないように気をつけて(写真:週刊女性PRIME)

「やめる理由は必ず入れましょう。年賀状じまいのタイミングは、長寿祝いをする区切りの年齢や人生の節目は理由にしやすいです。今後の交友関係は続けたい旨を入れておけば、失礼になりません」(西出さん)

スマートな「年賀状じまい」のコツQ&A

Q.最後の年賀状を出さずにラインやメールのみで伝えてもいい?

A.「12月頭には連絡を。『私事で恐縮ですが諸事情により、来年から年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます』などの文章とともに、『今後はこちら(ラインまたはメール)へお気軽にご連絡ください』といったフレーズを」(西出さん、以下同)

Q.終活年賀状を送った翌年に、年賀状が届いたら?

A.「例外をつくってしまうと、どこかで他の方に“実は年賀状じまいをしていない”など、あらぬ誤解を生む可能性も。寒中・余寒見舞いをお返事として送り、そのなかで再度、年賀状じまいについて伝えるのがいいでしょう

また、年賀状じまいは企業単位でも増えている。

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