自民・佐藤氏「防衛自給率の立て直しが必要だ」 「防衛費の真水が増えなければ強化にならない」

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以下、番組での主なやりとり。

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):アメリカ中間選挙は上院で民主党と共和党が競っているが、民主党がギリギリ多数派を維持するのではないかとの見方がある。下院は両党いずれもまだ多数派を取れていない状況だ。共和党のマッカーシー院内総務はウクライナ支援について「白紙のチェック(小切手)を切るわけにはいかない」と述べ、支援を絞ることを示唆している。下院で共和党が多数派になれば、アメリカのウクライナ支援が減るのではないかとの見方がある。

アメリカの中間選挙の結果が及ぼす影響

佐藤正久氏(自民党参院国対委員党代行、元外務副大臣):より内向きになるのは間違いない。共和党はインフレ対策を重視して選挙戦を戦った。バイデン政権ではインフレを抑えることができないとして、バイデンのインフレーション=バイデンフレーションという言葉で批判してきた。共和党は外交も大事だが、内政を立て直すしかないと声高に言うと思う。共和党は当然、中国にはきついものの、ウクライナについては(民主党と)違うスタンスを取っているので、ウクライナ政策に若干影響が出ることは間違いない。

(画像:FNNプライムオンライン)

櫻井よしこ氏(ジャーナリスト、国家基本問題研究所理事長):今回の選挙で最大のルーザー(敗者)はトランプだと、アメリカメディアは言っている。最大の勝者は、トランプに迎合することなく勝利した、デサンティス・フロリダ州知事や、フロリダ州の上院議員のマルコ・ルビオ氏らだと。

佐藤氏:私は最大の勝者はロシア、中国、北朝鮮だと見ている。今回、共和党がある程度票をとって、アメリカの分断はさらに進む。アメリカが内向きになればなるほど、高笑いするのは、敵対しているロシア、中国、北朝鮮だ。分断はより進み、2年後の大統領選挙に向けて、さらなる衝突が深まると思う。

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