「やっぱり相手の親御さんのこともあるので最低1年は付き合って誠意を見せてから同棲しないといけないと思いました。本来は直接挨拶に行きたいのですが、彼女の両親が飛行機移動の必要な地方に住んでいるため、同棲の挨拶はリモートで行いました。僕の親は都内に住んでいるため、彼女がすでに挨拶をすませていました」
恋愛以外のところだと、離婚しても交友関係は変わらなかった。
「友人は学生時代の友人や昔の職場仲間が多く、社会人になるとこれ以上友人の輪が広がることもなかなかありません。結婚している人もいればバツイチの人もいる。そういう人たちに離婚した直後は何度も今後の人生について相談していろんな考え方を教えてもらっていました」
離婚直後は物欲の塊に
一方でお金の使い方に関してはガラリと変わった。それまではお小遣い制で使えるお金が限られていたので、離婚して1年間は欲しかったけど買えなかったものを買うことにした。三橋さんが購入した一番大きな買い物は憧れだった『男はつらいよ』の全作品が入った20万円のブルーレイだ。DVDは以前持っていたが結婚時には手放していたという。
「まさかまた『男はつらいよ』のブルーレイを手にできる日が来るとは思っていませんでした。それと、漫画は全巻持っていましたがアニメは持っていなかった『シティーハンター』のブルーレイも全作品購入しました。離婚直後は物欲の塊となって散財ばかりしていましたね」
また、働き方も変わった。以前は家族のために稼がないといけないと残業も多く引き受けていたが、今はほどほどに残業して無理をしないようにしている。
三橋さんは今後、どう過ごしていきたいのだろうか。
「やはり彼女も結婚適齢期なので親御さんのもとに挨拶に行って結婚したいです。あと、子供のこともあるので、どのタイミングで今の彼女のことを子供に伝えるかも考え中です。一つずつ課題をクリアしていって末永く一緒にいたいですね」
離婚した翌日から婚活を始めて2週間で新たなパートナーを見つけた三橋さん。婚活市場というものにこだわらなかったのと、友人たちのおかげだと言えそうだ。筆者もマッチングアプリを使って婚活をしたことがあるが、条件で探すという行為が対等な関係でなくなるという視点は新しかった。
今、三橋さんのいちばんの楽しみは週1回の結婚前にはできなかった飲み歩きだという。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら