トイレは日本の重要なソフトパワーだと思う。少なくとも評者にとってはそうである。
スウェーデンはどこも美しかったが公衆トイレを使うのにコインを持ち歩かなければならなかった。台湾はおいしい料理ですぐに満腹にはなるがトイレではトイレットペーパーを流さず備え付けのゴミ箱に捨てなければならなかった。お腹が弱くなくても、どこかで下腹部に緊張感を持ちながら観光する人は少なくないのではないか。携帯おしり洗浄器を持ち歩くような敏感なおしりの保持者にとってはなおさらだ。
日本からの頭脳流出が話題になる昨今だが、日本の快適なトイレはそれに歯止めをかけている……と勝手に信じて疑わない。
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