「ブス」「デブ」と言われた私がモデルになるまで アメリカでいかにして「自信」を手に入れたか
自己否定ばかりしていた私が“無双”するまで
突然ですが、私は身長163センチで体重は80キロを超えています。この数字を見て、どう思われるでしょうか? まったく華奢ではない身体を持つ私は、日本で「一般的な女性」「普通の女性」とは見てもらえませんでした。だからこそ、「基準」に収まらない私は醜いし、みっともないし、愛されない。そんなふうに思い込んでいたんです。
大学卒業後、ハリウッド俳優になることを目指して勢いのまま単身渡米した私は、日本から脱出したいと強く思い続けていました。
女性として生まれ、社会人になるまでの二十数年もの間、日本で暮らしてきた私は、この国が共通認識として持つような「女性の基準」に無理やり当てはめられ、自分がそこからはみ出ていることに対し、無意識の中で居心地の悪さをずっと感じていました。学生時代はいじめられた時期もあり、毎日が地獄のようで生きているだけで辛い、しんどいと感じたことが何度もあります。
日本にいたとき、私は自分自身に制限をかけて生きていました。「自分はブスだから」という呪いの言葉で、いつも何かをやる前から否定していたんです。
「私なんて、芸能活動をやろうと思っても無理だよね」「見た目が良くないから、人前に出る仕事をしても誰も喜ばない」「モデルの仕事やYouTubeで顔を出すような仕事はしないほうがいい」。そうやって「誰も私のことなんて求めてない」「見たいなんて思ってくれない」と決めつけていました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら