米株式は次の弱気相場の波が始まろうとしている 弱気相場の一時的な上昇局面は今がピーク

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S&P500種のPERは18.2倍と非常に割高な水準に

ほぼ終了した今シーズンの企業決算からは、強い価格決定力を持ち、需要が崩壊していない場合にのみ企業は利益を確保できるということが浮き彫りになった。消費者も今のところ自由に支出しているが、冷え込み始めた労働市場を背景に借り入れへの依存が強まりつつある。ただし、引き締め政策によって借り入れも厳しくなっている。

S&P500種株価指数構成企業の12カ月予想株価収益率(PER)は18.2倍と、2002年6月から2017年10月のどの期間よりも高い。量的引き締めのペースがちょうど加速しつつある中で、株価は再び非常に割高な水準にある。米国以外の世界経済けん引役である欧州と中国では景気が失速しつつある。積み上がる弱気なファンダメンタルズの根拠は一つのシナリオへと集約される。

  • 注:マーク・カドモア氏はマクロストラテジストであり、ブルームバーグのマーケットライブチームのグローバルマネジングエディターです。見解は同氏自身のものであり、投資アドバイスとして意図されたものではありません。その他の市場分析についてはMLIVブログを参照してください

原題:This Is the Peak of the Bear-Market Bounce for US Stocks

(抜粋)

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著者:Mark Cudmore

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