虎の子・成城石井も売却、困窮レックス苦肉の策

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 レックスの09年12月末の負債も1000億円弱と減っておらず、240億円弱の債務超過に陥っている。足元でもこうした状況に変化はみられない。成城石井の売却資金を原資に多少の財務改善ができても、競合環境が厳しい中、外食への経営資源集中が業績改善に結び付くかは未知数だ。

傘下で外食チェーンを展開するレインズインターナショナルは03年末に米国で発生したBSE(牛海綿状脳症)以降、業績悪化が続く。10年末の牛角店舗数は631店とピーク時に比べて2割以上も縮小している。

代わりに客単価を3割引き下げた大衆焼き肉「ゴチニク」や低価格居酒屋「ぶっちぎり酒場」という新業態で巻き返しを狙っているが、いまだ規模は小さく収益化できるかどうかはこれからだ。

多額の借金に圧迫され続けるのか。それとも再建はできるのか。再び本業の外食のみで勝負することになったレックスは、まさに背水の陣にある。

(二階堂遼馬 =週刊東洋経済2011年3月12日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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