与党圧勝予測の参院選で注目、生き残る党首は誰? "黄金の3年"なら「次は全員新人になる」との声も
これも踏まえ、公示前日の6月21日午後に開催された、恒例の日本記者クラブ主催の各党党首討論会でも、選挙後の各党首の出処進退が話題となり、それぞれの応答ぶりに会場が沸き、関係者が耳をそばだてた。
続投が確定的とみられている岸田首相を除き、記者クラブの代表質問者から各党首に進退を絡めた質問が飛んだ。
その中で松井氏は「(次の代表は)やっぱり吉村(洋文大阪府知事)さん?」との直撃に、「いやいや、それはわが党の中で議論して決める。僕は自民党にピリッとしてもらうために、最後の戦いで横綱に挑みたい」とややうろたえ気味に交わした。
また、今秋の7期目任期満了での退任の際の後継指名の是非を問われた山口氏は「決めるのは私ではない」と苦しい説明に終始。20年以上も党首を続けている志位氏も、「野党共闘は途上にある」とあえて進退への言及を避けた。
党存亡の崖っぷちに経つ社民党の福島氏
一方、大激戦の東京選挙区での当選に、党代表の命運も懸けるのが山本氏。質問者から衆院議員を約半年で辞職して参院選に出馬した手法を「有権者への裏切りでは?」と詰問され、「参院選に受かったら任期どおりやらせていただきます」と再鞍替えを否定した。
比例得票率2%未満なら政党要件を失うという、党存亡の崖っぷちに立たされている福島氏は、比例代表での自らの当選と政党要件維持に向け、「憲法改正を阻止するためにも(社民党と私は国会に)いなくてはならない」と必死な顔で哀願。
一方、同じ立場の立花氏は「今回は2人、3人(の当選)まで自信がある」と得意のユーチューブ作戦への自信と手応えをアピールした。
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