あなたの、私の“つぶやき”で、選挙の当落や株価が分かる!?
ちなみに、ソーシャルネットワーク大手のフェイスブックには、オバマ氏が200万人の支持者を、マケイン氏は約60万人の支持者を持っていた。
映画上映のヒット作予測では、ヒューレット・パッカード(HP)研究所のソーシャル・コンピューティング研究室員2人が、約300万件の映画に関するつぶやきのサンプルのフィーリングを評価点にし、分類化、数量化し、なんと97%という確率で興行成績を当てた。
たとえば、『Twilight:New Moon』という映画は、09年11月20日の封切り1時間前に1365.8のツィートがあり、結果的に米国での公開後1週間の興行収入が1億4200万ドルだった。『Avatar』は09年12月18日の封切り1時間前に1212.8のツィートがあり、米国での公開後1週間の興行収入は7700万ドルだった。
一方、『Transylmania』という映画は09年12月4日の封切りだったが、なんと1時間に2.75のツィートだけ。結果は、公開後1週間の興行収入は26万3941ドルにとどまり、上映1週間であえなく上映打ち切りとなった。映画の興行収益を予測するうえでは、映画館で入場客数をカウントするかわりに、ツイッターのつぶやきを数えることで大幅に効率化できそうだ。
同様につぶやきの感情、キーワードなどを数量化し、分析すれば、株価の予想や、アップル製品などの商品発売日の予測もできるそうだ。どんな株が有望なのか約3日前には判別可能という。
(Ayako Jacobsson =東洋経済オンライン)
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