元タカラジェンヌ沙月愛奈さん「退団後の日常」 沙月さん「K-popとアクロバットがマイブーム」
髪をキレイに保ち気持ちを上げる
──退団されて髪を切り、今は短いボブヘアに。カラーも素敵ですね。以前ご登場いただいた芽吹幸奈さんが「退団して長い髪を短くするのは娘役あるある」とおっしゃっていました。
沙月:本当にそうだと思います。退団同期の(元雪組娘役)星南のぞみちゃんもすぐに切りましたし。気分転換になることが大きな理由かな。子ども時代の私は髪が短かったので、ずっと切りたいと思っていました。
現役時代もさほど長いわけではなく、アレンジしやすい肩下あたりの長さでした。品を大事にしていたためあまり奇抜なカラーにはしていなかったのですが、せっかくだからインナーカラーで遊んでみようとこのようなヘアカラーに。この長さだとドライの時間が短くてすみ、とても楽ちんです。
──ツヤツヤな髪はケアの賜物ですか?
沙月:髪は自分の気持ちを表すというか、髪が傷んでくると自分の気持ちが下がってくることを以前から感じていました。そのときに美容院に行くと気持ちも上がるので、なるべく髪はキレイに保つようにしています。美容師さんに、カラーをしても傷みにくい髪質と言われたこともあります。
タカラヅカにいるときも明るすぎる金髪にしなかったこともよかったのかもしれません。タカラヅカメイクなら金髪でもいいのですが、普段の自分の顔にあまり合わなくてわりと落ち着いたヘアカラーにしていたんです。
小さい頃から運動能力が高く、体を動かすことが得意だったという沙月さんは、今後は振付の仕事もしてみたいそう。アクロバットな動きを取り入れた見応えのあるダンス、いつか見てみたいです。料理の話もとても面白く、「手間がかかるほうが作っている感じがする」という気持ちもなんとなくわかる気が……。お話をうかがいながらお腹が空き、帰りはとんかつをいただきました。
さつき・あいな/9月28日生まれ、神奈川県出身。2003年、89期生として宝塚歌劇団に入団。月組大劇場公演『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』で初舞台を踏み、雪組に配属。ダンスの上手な娘役として名を馳せ、『ファントム』の従者などダンスで魅せる役も担う。2021年11月『CITY HUNTER/Fire Fiver!』にて19年在籍した宝塚歌劇団を退団。5月24日からの舞台『SAMBA NIGHT 2022』に出演。
撮影/名和真紀子 構成・文/淡路裕子
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