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資源をロシアに頼りすぎた「ドイツの失敗」に学べ ロシアからの天然ガス途絶なら数十万人が失業

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エネルギー資源をロシアに頼りすぎたドイツ。次の冬場に深刻なエネルギー危機に陥る可能性がある。資源が乏しい日本にとって対岸の火事ではない。

EUのミシェル大統領(左)は4月20日、ウクライナを電撃訪問。同国との連帯を示した(写真:Ukraine Presidency/ZUMA Press/アフロ)

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ウクライナ戦争後、「資源大国」であるロシアは世界のエネルギー秩序を崩壊させた。エネルギー資源の9割を輸入に依存する「資源小国」の日本は無傷ではいられない。
特集「エネルギー戦争」の第6回は、ロシアからのガス途絶リスクに揺れるドイツの苦境をレポートする。

第1回:大幅値上げに契約お断り、「電力難民」急増の危機

第2回:プーチンが火をつけた「エネルギー戦争」の超深刻

第3回:ロシア制裁で大揺れの商社「資源権益」の明暗

第4回:経団連会長「年2兆円」の脱炭素国債を求める訳

第5回:原発への「武力攻撃」にはどんな安全対策でも無力

第7回:ロシア禁輸で「第3次石油危機」が起こらない理由

 

「ロシアからの天然ガス供給が停止すると、化学業界だけではなく自動車、製薬、繊維業界などのサプライチェーンが切断され、数十万人が失業する」

そう懸念を示すのは、ドイツの化学・エネルギー業界の労働組合の委員長だ。製造業界では、ロシアからの天然ガス供給停止への不安が日増しに強まっている。というのも、ロシアは4月27日、ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給を止めたからだ。

「ロシアの天然ガスは、いつ止まってもおかしくない」

ドイツの電力大手エーオンのビルンバウム社長はそう語る。5月4日、EU(欧州連合)は一部の国を除き6カ月以内にロシアからの原油輸入を停止する方針を打ち出した。これに対してロシアが天然ガス停止によって報復する可能性もある。ドイツ政府は「ガス供給緊急事態」の第1段階を初めて発令するほど、供給停止への危機感が高まっている。

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