有料会員限定

学生が起業を体験することの価値 失敗経験も含めてできるだけ若い時期に一通り

✎ 1〜 ✎ 348 ✎ 349 ✎ 350 ✎ 最新
拡大
縮小
早稲田大学商学学術院教授 井上 達彦(いのうえ・たつひこ)1968年生まれ、兵庫県出身。97年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)。早稲田大学商学部助教授などを経て2008年から現職。著書に『ゼロからつくるビジネスモデル』『模倣の経営学』『世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑』(共著)など。(撮影:梅谷秀司)

大学1年生全員が起業を経験できる──。米バブソンカレッジといえば、起業の研究と教育で名高い大学だが、そこでは、1年生全員に必修科目として「起業体験」を課している。

半期の授業でアイデアと事業計画を練り上げてチームを結成し、次の半期でそれを実践して売り上げと利益を確保するのだ。同大学の山川恭弘准教授からこの話を伺ったときは、衝撃を受けた。

「事業資金はどうするのか」と尋ねると、大学が貸し付けるとの返事。全チーム合計で赤字になることはなく、黒字化したチームは学外に寄付するルールだという。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内