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学生が起業を体験することの価値 失敗経験も含めてできるだけ若い時期に一通り

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早稲田大学商学学術院教授 井上 達彦(いのうえ・たつひこ)1968年生まれ、兵庫県出身。97年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)。早稲田大学商学部助教授などを経て2008年から現職。著書に『ゼロからつくるビジネスモデル』『模倣の経営学』『世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑』(共著)など。(撮影:梅谷秀司)

大学1年生全員が起業を経験できる──。米バブソンカレッジといえば、起業の研究と教育で名高い大学だが、そこでは、1年生全員に必修科目として「起業体験」を課している。

半期の授業でアイデアと事業計画を練り上げてチームを結成し、次の半期でそれを実践して売り上げと利益を確保するのだ。同大学の山川恭弘准教授からこの話を伺ったときは、衝撃を受けた。

「事業資金はどうするのか」と尋ねると、大学が貸し付けるとの返事。全チーム合計で赤字になることはなく、黒字化したチームは学外に寄付するルールだという。

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