有料会員限定

図解でわかる『ライフシフト』 ロールモデルがない時代、大きく広がる人生の可能性

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15
拡大
縮小

20代で就職し 60代で引退という従来モデルは通用しない。

(hellohello / PIXTA)

特集「ライフシフト超入門」の他の記事を読む

人が100年を生きるのはもはや珍しくなくなった。人生が長くなると、個人や社会にどんな変化が起きるのか。働き方や学び方はどう変わるのか。その未来像を大胆に、かつ説得力のある内容で提示したのが、『ライフシフト』の「1」と「2」だ。

「1」の邦訳は2016年に刊行され、42万部を超すベストセラーに。「2」の邦訳は昨年10月に出され、こちらは14万部に達している。このページではイラストやグラフなどと共に、そのエッセンスを紹介していこう。

人生はマルチステージ化

21世紀を生きる私たちは、長寿化の進行により、100年ライフを過ごすこととなる。これまでは、「教育」「仕事」「引退」という人生のステージを順に送るのが当たり前だったが、これからは3つのステージが時に入れ替わり、仕事も途中で変わるのが一般的になると、本書は指摘する。

従来は、同世代が同じ教育を受け、20代前半で教育のステージを終え、60歳前後まで働き、その後は引退生活を送っていた。ところがマルチステージの人生では、40歳で教育のステージに立つ人もいるだろうし、50代で新たな仕事に就く人もいるかもしれない。

マルチステージを生き抜くためにお金や土地といった有形資産はもちろん大事だが、それだけでなく3つに分類できる「無形資産」が極めて重要になると本書は述べている。

その3つの無形資産とは、

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
ライフシフト超入門
無形資産の棚卸し&100年人生の目標設定
ライフシフトを妨げるものとは?
ライフシフトを可能にするマネー計画
超長寿社会の社会保障
人生100年時代のキャリア形成
転職、独立、移住、学び直し…
自らの人生は自分で決める
私のキャリアチェンジ|弁護士 菊間千乃
私のキャリアチェンジ|作家 童門冬二
『ライフシフト』をこう生かせ(1)ウォンテッドリー社長 仲 暁子
『ライフシフト』をこう生かせ(2)立教大学教授 中原 淳
『ライフシフト』著者インタビュー/アンドリュー・スコット
ロールモデルがない時代、大きく広がる人生の可能性
『ライフシフト』著者インタビュー/リンダ・グラットン
ライフシフト超入門
100年時代の人生&行動戦略
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内