有料会員限定

景気と物価めぐり神経戦、FRBは複数回利上げも グローバル金融市場

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 9
拡大
縮小
バイデン大統領は、パウエルFRB議長にインフレと景気の難しい舵取りを期待している(The New York Times/Redux/アフロ)

特集「世界はグレートリセットへ」の他の記事を読む

FRB(米連邦準備制度理事会)がコロナ対応の大規模量的緩和の縮小(テーパリング)を急ぎ、終了を当初の2022年6月から3月に早める見通しが強まった。4~6月にはFFレートの誘導目標(現在0~0.25%)引き上げも視野に入ってきた。

市場はすでに2022年中にFRBが0.25%ずつ2回の利上げを行うことを織り込んでおり、FRBが市場に追いついた形だ。ただし、オミクロン株など新型コロナの感染状況次第では景気に下押し圧力がかかる。米国株価をはじめ、コモディティーや暗号資産などのリスク資産の価格上昇は一服し、長期金利の上昇も抑えられそうだ。2022年は景気と物価をめぐり、動揺しやすい神経質な1年になるだろう。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内