2022年3月に韓国は大統領選挙を迎え、現在の文在寅(ムンジェイン)大統領は同年5月に任期満了で退任する。韓国大統領の任期は1期5年で再選がない。
大統領選の構図はほぼ固まった。与党「共に民主党」は、ソウル首都圏・京畿道(キョンギド)知事の李在明(イジェミョン)氏を候補者と決めた。一方、最大野党「国民の力」は、元検事総長の尹錫悦(ユンソクヨル)氏を擁立し政権奪回を狙う。両者とも、すでに精力的な選挙戦を展開している。
世論調査での支持率を見ると、尹氏の優勢を伝えるところもあれば、両者拮抗との結果もある。2月13〜14日の立候補者登録期間が近くなれば、出馬を表明している中小政党党首などの候補者がそれぞれの立場で李氏、尹氏のどちらかに合流する可能性がある(記事下表)。現在では、どちらが当選するか予断を許さない状況だ。
新大統領の登場で日韓関係は変わるか。文在寅政権で関係はひどく悪化した。慰安婦、徴用工など歴史問題や安全保障問題、日本の貿易規制強化に端を発した問題など、日韓関係を悪化させた懸案はいずれも解決されていない。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら