混乱が続く東芝が新たな経営陣の選任を急いでいる。年内に臨時株主総会を開き、年明けにも次期社長を選ぶ見通しだが、アクティビストとの対立の火だねは残り、予断を許さない。
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東芝の株主総会をめぐり、経済産業省や菅義偉首相(当時は官房長官)の関与も問題視されている。写真は2021年6月の株主総会(編集部撮影)
6月25日の株主総会で永山治取締役会議長らの再任案が否決され、綱川智社長が暫定的に取締役会議長を務めるなど、緊急事態が続いている東芝。対立を続けた株主との関係再構築と新たな経営陣選任を急ぐが、混乱の収束になお時間がかかりそうだ。
6月の株主総会では、2人の社外取締役候補の再任が否決され、承認されたうちの1人も株主総会直後に辞任した。綱川社長自身、車谷暢昭・前社長の辞任に伴い、急きょ再登板した「中継ぎ」的な存在だ。
年内に臨時株主総会開催へ
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